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毛布は掛ふとんの上?それとも下?ついに結論!!【4代目のブログ】

やっと師走らしい寒さがやって来ました。

寒くなると羽毛ふとんやあったかいカバーがよく売れています♪

皆さん、どうもこんにちは!!

4代目看板娘(?)、睡眠環境寝具指導士の牧子です。

この時期になると

「毛布は掛ふとんの上?それとも下?どちらが正しいの?」

というお話をお客様から伺います。

テレビやネットなど、巷にあふれてる情報の多くは

「毛布は掛ふとんの上です!」と言っていますね。

 

でもこれ、おふとん一筋40数年、おふとんのプロとしては

100点満点の回答とは言えないかな・・・と思うんです。

テレビで答えている人たちはお医者様が多いんですよね。

お医者様はカラダのプロでも、寝具のプロではありません。

こういう質問はぜひおふとんのプロに。

要は『素材によりけり』なんです!!!!

だから、ある意味「毛布はふとんの上」も正解だし、

「毛布はふとんの下」も正解。

ただ、素材によってその順番が違うので、

そこを間違ってしまうと快適どころか、寝にくい寝具になってしまいます。

テレビではそこまで詳しく説明してくれないので、

私なりの経験と知識をもってご説明させて頂きます。

 

◆おふとんの下に使っていい毛布

「やっぱり毛布は肌に直接触れたい!」そういう方も多いんです。

その場合、毛布の素材は【天然素材】を選んでください。

具体的にいうと、コットン(綿毛布)、シルク、ウール、カシミヤなど。

これらは保温性だけでなく、吸湿性にも優れています。

冬でも人間は一晩でコップ1杯の汗をかくと言われています。

その汗をしっかり吸ってくれ、

さらにその汗を逃がしてくれるような放湿性があるものが望ましいです。

 

◆おふとんの上に使う毛布

天然素材とは対照的に【化学繊維】で出来た毛布は

おふとんの上に使ったほうが望ましいです。

具体的にいうと、アクリル、ポリエステルなど。

なぜなら、これら化学繊維で出来た毛布をおふとんの下に使った場合、

汗をかいた場合、汗をよく吸ってくれません。

そうすると、汗の逃げ場がなくなってしまい、

おふとんの中が蒸れたような状態になってしまいます。

汗かきの方や暑がりの子どもがこういう使い方をすると、

かえって自分のかいた汗で風邪をひいてしまいます。

最近時々耳にする「汗冷え」とはこういうことを言います。

なので、アクリル毛布やポリエステル毛布は、

肌に直接触れないよう、掛ふとんの上の載せる方が望ましいのです。

ふとんの上から毛布を掛けるもう一つのメリット。

それはおふとんの中で暖まった暖気を上から抑えてくれること。

こうすることで、おふとんの中で温まった空気が

大気中に逃げるのを抑えてくれます。

P1010670 (※画像はイメージです)

最後にもう一つ。

使用する掛ふとんが「羽毛ふとん」の場合、

上から載せる毛布が重たすぎると、

せっかくの「軽い」「膨らむ」という羽毛ふとんの特性を

重たい毛布がつぶしてしまいます。

なので、羽毛ふとんを使う場合は、

天然素材の毛布か、化学繊維の場合は軽量毛布のご使用をオススメします。

また、最近では毛布の代わりに温かい素材のカバーを使うケースも増えていますが、

その場合もできれば、カバーの素材はコットンなど天然素材が望ましいです。

 

冬のおふとん選びの参考にしてくださいね。

もっと深く知りたい方はぜひお店のほうまでお越しください。

店頭にはいろんな素材の毛布を取り揃えていますので、

実際にお手に取りながらお確かめくださいね。

今日もありがとうございました!!

 

(2018.12.13)

 

 

 

 

 
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