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古くなった綿を打ち直して・・・

節分といえば「2月3日に決まってる!」と長年思っていました…

でも今年は124年ぶりに「2月2日」が節分だったそうですね。

わが家でも、子どもたちと一緒に豆まきをしました!!

コロナという疫病が退散してくれ、たくさんの福が舞い込んできて欲しいものです♪

皆さん、どうもこんにちは!!

ふとんの河村4代目、日本睡眠科学研究所認定スリープマスターの牧子です。

さて。今日はふとんの打ち直しのお話。

「もう打ち直しとかされてないでしょ・・・?」

よくこんなお尋ね、お問合せをいただきます。

でも、まだまだ根強い人気があるんです。

木綿(もめん)わた【コットン】がたっぷり入ったお布団は、

確かにお目にかかる機会は減ってきています。しかも重たい。

でも、軽い羽毛布団や化学繊維のお布団にはない、

なんとも言えない天然のぬくもりがあるんですよね。

当店ではそんな綿ふとん(和布団)の販売もしておりますが、

お手持ちの古くなった綿を再び活かす「打ち直し」も承っております。

現代では打ち直しをしてくれるおふとん屋さんが段々姿を消しておりますので、

打ち直しのできるふとん屋さんを探し求めて、

ありがたいことに、ご遠方からもたくさんお越し頂いております。

昨年12月初めにご注文を頂いた福岡市南区在住のH様。

お布団を1組、どうしても年内に仕上げて欲しいとご注文いただきました。

初めてのお客様でしたが、どうにかご希望の納期に間に合い、

お正月にはキレイになったお布団でお休みいただけたことと思います。

そんなH様が1月、年が明けて再びのご来店。

「あまりに気持ちいいお布団になったので、もう1組お願いしたくて…」

そしてもう1組、追加でお布団の打ち直しのご注文をいただきました。

綿をふわふわに打ち直し、側生地も新しいものに張り替えます。

たくさんの生地の中から、ちりめんのような加工をした生地をお選び頂きました。

再びふわふわになったお布団は、まるで新品同様です!!

またまた仕上がりを大変よろこんで頂きありがとうございました!!

お客様の綿をお預かりする時は、必ずお客様の目の前で綿の状態を確認させて頂きます。

というのも、中には「木綿わた(コットン)」が入っていると思っておられても、

そうではない綿が入っている場合もあるんです…

例えば、先日引き上げましたこちらの座布団。

お客様が持ち込まれたものです。

(結局こちらのお客様は新しいものにお買い替えになったのですが…)

側生地をカッターで少しずつ開いてみました↓

わかりますか?

上3枚の座布団の中には黒っぽい綿。

下3枚座布団の中には白っぽい綿。

もうちょっとアップの写真で見てみましょう↓

黒っぽい綿の正体はコレ。

よく見るといろんな色の糸や毛玉のような物が見えます。

これはとても綿とは言えません… 打ち直しもできません…

下3枚の座布団は以前当店でお仕立てしたものでした↓

これが本来の綿です。ちょっとクリーム色かかっています。

漂白したように真っ白なのは、

たいていの場合、木綿わた(コットン)ではなくポリエステルです。

きちんと診断をさせて頂き、お客様にもご納得頂いた上で作業に入らせて頂きます。

ご自分でのご判断が難しい時は、お持ち込み頂けましたら

店頭にて無料で綿の診断、お見積りさせて頂きます。

専門店ならではのこの仕上り、ぜひお試しください。

今日も一日ありがとうございました!!

(2021.02.03)

 
お問合せは、 TEL(092)551-1806
 

有限会社河村ふとん店

〒 815-0075

福岡県福岡市南区長丘1丁目20-16

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FAX:092-561-6296