台風の影響もさほどなく、猛暑が続く福岡です…
近所の花壇もカラカラで、そろそろ一雨欲しいところです…
皆さん、どうもこんにちは!!
4代目看板娘(?)、睡眠環境・寝具指導士の牧子です。
週末の日曜日、そして今日と立て続けに
「コインランドリーでふとん洗って失敗したんですけど・・・」
こんなお電話を3本も頂きました。
最近よく見かけるテレビCMで、
どんなおふとんでも簡単に洗えるかのように宣伝されてますが…
それを信じて、なんでもかんでもコインランドリーで洗う方がいらっしゃるようですが、
ふとんならなんでもかんでも洗えるわけではありません!!
素材によっては洗えなかったり、注意が必要な場合があります!!
実際に
「コインランドリーでふとんを洗ったらふとんが使えない状態になった」
というご相談のお電話が、一年に何本もかかってきます。
特に注意が必要なのが、綿ふとんとウレタンを中芯に使っている敷ふとん。
その他、長年使用して側生地が劣化しているふとんも要注意です。
綿ふとんを洗ってしまうと、
中綿がぐちゃぐちゃに綿切れを起こし、洗濯機の回転により変形してしまいます。
また、綿自体が持つ天然の脂肪分も抜けてしまい、パサパサになってしまいます。
ウレタン系の中芯を使った敷ふとんは、
ウレタン自体が基本的には水洗いに向かない素材。これも変形してしまいます。
また、強い回転と短時間の高温乾燥によって、
その回転(摩擦)と熱に耐えられないくらい劣化したふとんであれば、
側生地が裂けたり破けたりして、中の素材が飛び出すことがあります。
この週末に持ち込まれたおふとんもご覧の通り↓
わかりますか???
ふとんの中が大きく波打ってるかんじ。
これ、中芯が動いて変形してるんです。
側生地が少し破れていたので、中を覗いてみました↓
案の定、中芯となってるウレタンが波打って変形しています。
ちょうど中芯がクネクネとS字を描いたような感じ。
そのウレタンを巻いていた外側のウール混の綿も完全にウレタンと分離していました。
当店の場合、綿ふとんや、ウレタン芯の使われていない通常の羊毛ふとんであれば、
コインランドリー(丸洗い)で失敗しても、
「リフォーム」という形で作り直しすることが可能です。
でも、このようにウレタンを中芯に使ってあるタイプは、
今のところお作り直しすることが出来ません…
ということで、新たに似たタイプのおふとんをお買い替え頂くことになりました。
新たにお買上げ頂いたのがこちら↓
西川リビングの【らくかる敷ふとん】。
中芯にはプロファイルウレタン、
上層には羊毛100%のわた、
下層にはポリエステル100%のわたが使われています。
驚くべきはその軽さ!!
詰め物重量、わずか3.1kg!!
一般的な綿ふとんの詰め物が約6kgですので、ザッと約半分の軽さです。
おそらく、当店最軽量の敷ふとん。
それでいて身体もちゃんと支えてくれ、一枚敷きでも使えます。
本当に軽すぎて、抱えてみたお客様が皆あまりの軽さにビックリされます。
これならふとんの上げ下ろしもラ~クラク♪
西川リビングの熊本工場で丁寧に作られています。
そしてその売り上げの一部は、
熊本地震により甚大な被害を受けた熊本城の復興支援のために使われています。
こんなに丁寧なおふとんなのに、実は価格もリーズナブル。
お値段はお店でご確認くださいね。
(2017.8.9)
ジャンル
有限会社河村ふとん店
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